1975年1月8日宮城県スポーツセンターで行われたWBC世界フライ級タイトルマッチ、ミゲール・カント対小熊正二第1戦パンフです。前年10月にベツリオ・ゴンサレスから世界タイトルを奪った小熊。彼はタイトルホルダーでもなく、全く無名でこの年の5月にゴンサレスにノンタイトル戦で破れながらも大健闘を認められて本番挑戦。見事所属ジムの木村会長の期待に応えました。その初防衛戦の相手が悪かった。時の世界フライ級王座防衛世界新記録を後に打ち立てるミゲール・カント。判定で破れた小熊にとって、それはこの初防衛で失った世界タイトルを奪回すべく、5年4か月に渡る苦しい旅路の始まりでした。パンフは経年劣化のある古本です。自己評価は『並上』。紙製品の劣化にご理解のない方の購入は強くお薦めしません。